マグネシウム

  地球上で6番目に豊富な金属とも言われるマグネシウムは比重が1.74と実用金属材料ではもっとも軽く強度/比重の値(比強度)も高い金属です。 リサイクル性に富み、軽量化による移動エネルギー消費低減など地球環境にやさしい金属として注目されています。


単体では比較的不安定な金属ですが 合金にすることで 軽量性、耐食性、耐熱性の優れた金属となります。さまざまな合金として利用されるマグネシウムは、アルミニウムよりも軽量なので航空機の構造材などにも利用されてきました。アルミ合金に比べ 耐食性で劣り 一般構造物向けのものは不純物が残ることから、水分があると酸化(腐蝕)が進みます。コーティングにはピンホールを避けるなど注意する必要があります。

また、マグネシウムは振動を熱に変換する特性があり、振動を吸収するためにも利用されています。振動を吸収する性質はオーディオ機器の音質向上や弛み止めとしても利用されます。


電磁シールド性にも優れ、圧延プレスなどでは難加工ですが、携帯やパソコンのボディーなどに多く利用されるようになってきました。
クラーク数は8番目、比重1.74でアルミの2/3、ステンレスの1/4、高純度のものは表面に強い酸化皮膜をつくり耐食性に優れます。
・粉末には発火の危険あり(フラッシュ利用)
・高温では酸化状態のガスを還元し それ以上の高温で光を発して燃えます。
・植物の葉緑素に含まれます。
・海水にも多く含まれます。


マグネシウム合金製小ねじ     受注生産

2006年 住友スチールのマグネシウム合金材料AZ31を丸エム製作所が低温熱間鍛造、転造技術でねじ製品化しました。
当然強度的にはアルミ材よりも弱いものですが、その軽量性、制振性などの特性を生かした用途が広がります。
また、最近増加したマグネシウム合金筐体などへの締結では電位差による電食を抑えることが可能です。