スペーサー

スペーサー
(カラー)

スペーサーとは?スペーサーの意味を解説

スペーサーとは、空間を作るという意味で、物と物の間にはさんで空間を確保するために使用する部品を示します。機械や器具の間に挟んだり、固定して取り付けます。
材質は金属製・樹脂製などがあり、絶縁性や耐熱、耐薬品など利用目的に合わせてさまざまな特性のものがあります。

締結する部材と同じ材料で作ると形状が複雑になったり、材質的に高価になるのを防ぐために用いられることもあります。

スペーサーの使用例

部品を結合する際に、部品の形状から結合が不可能な場合や、可動部品であるためにぶつかる可能性がある、絶縁する必要があるなどの理由からスペーサーは用いられます。

※スペーサーの採用例

・建築分野では、鉄筋コンクリートを打ち込む際、鉄筋のかぶり厚さの確保のために、型枠や捨てコンクリートと鉄筋の間に差し入れ、間隔を確保するために使用されます。 一般的に、型枠との間隔はプラスチック製の「ドーナツ」、基礎底にはコンクリート製の「さいころブロック」などのスペーサーが使われています。(引用住宅建築専門用語辞典)

・電池スペーサー
(小さいサイズの電池をより大きいサイズの電池として使用するための器具)
・複層ガラスで、2枚のガラス間に中空層を持たせるために配置
・プリント基板の取付け(基板と筐体などとの接触防止)
・スプロケットの位置決めや、ベアリングとシャフトの固定に使用します。(セットカラー)

スペーサーの種類

ネジスペーサー
ネジスペーサーは、ネジとスペーサーの両方の機能を持つスペーサーです。
主にワッシャーの厚み以上の隙間を持たせるときに利用されます。
円筒もしくは多角柱形状のスペーサーの端に、ネジ部またはネジ穴が付いた構造をしています。レンチやスパナで回せることから、六角形状の六角スペーサーが最もよく使われています。ネジスペーサーは、スペーサー端に付いたネジ部・ネジ穴の組み合わせによって、主に以下のような種類があります。
六角両メネジ
六角柱形状で両端がメネジ加工されたスペーサーです。
六角両メネジ六角柱形状で両端がメネジ加工されたスペーサーです。
六角両オネジ
六角柱形状で両端がオネジ加工されたスペーサーです。
六角両オネジ六角柱形状で両端がオネジ加工されたスペーサーです。
丸型両メネジ
円柱形状で両端がメネジ加工されたスペーサーです。
丸型両メネジ円柱形状で両端がメネジ加工されたスペーサーです。
六角オスメスネジ
六角柱形状で片側がオネジ、片側がメネジ加工されたスペーサーです。
六角オスメスネジ六角柱形状で片側がオネジ、片側がメネジ加工されたスペーサーです。
丸型オスメスネジ
円柱形状で片側がオネジ、片側がメネジ加工されたスペーサーです。
丸型オスメスネジ円柱形状で片側がオネジ、片側がメネジ加工されたスペーサーです。
丸型中空
円柱またはパイプ形状で内穴が中空のスペーサーです。
丸型中空円柱またはパイプ形状で内穴が中空のスペーサーです。
ばねポスト
引張りばねを穴または溝にかけて使用するばねポストです
ばねポスト引張りばねを穴または溝にかけて使用するばねポストです
 
ワッシャー
主に部品へのねじの食い込み防止や、脱落防止として使用されることの多いワッシャーですが、部品と部品の間にワッシャーを挟んだり、ネジスペーサーと組み合わせることで、スペーサーとしても機能します。
中空スペーサー
中空スペーサーは、中央が空いた円筒形状のスペーサーで、内部にネジ山がないものです。
回転する機械の軸回り部品のスペーサーなどに用いられます。長いネジを中空に通せば、固定強度は弱くなりますが、ネジスペーサーの代用品としても使用することができます。
シムスペーサー
シムスペーサーは、ワッシャーよりもさらに薄い隙間を調整する際に用いられます。間隔を空けるものと言うよりは、機械の高さや隙間、部品間の位置や間隔を微調整するためのものです。詰め物として用いることもありますが、一時的に挟んで調整し、固定した後は取り外したりすることもあります。

産業機器のほか、車両や航空機、ベアリングや金型など、製造業全般の機械や部品の調整に使用します。
ホイールスペーサー
ホイールスペーサーとは、その名の通り、自動車のタイヤのハブとホイールの間に取り付ける円盤状の部品のことです。ホイールスペーサーを挟むことで、スペーサーの分だけホイールが車体外側にせり出します。車体表面とホイールの面を揃えたいときなどに取り付けます。

軽量性が求められるため、アルミの合金がよく用いられます。同時に強度も必要とするため、ジュラルミンや超超ジュラルミンといった素材も使われます。

 

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主に大型の薄型家電製品などに用いられる電子部品は、基盤板の上に実装されます。そのような電子基板組み立てを行う際、通常のスペーサーでは両側からボルトで締め付けていましたが、クリンチングファスナーを使用することで、片方のボルトは使用せず基板組み立てが可能です。